テンパったこと　視覚障碍者の当事者が非常識な人に伝えたいこと

僕が言われてビックリしたこと。

ある日の話です。
僕は買い物をする途中に信号待ちをしていたのです。
僕が渡ろうとした道は赤信号で、少ししてから僕の後ろから渡ってきた年配の男性の人が僕に常識外れなことを言ってきたのです。
「赤信号やけど、車走っていないんやから、道を通ったらええやん。」ということだったのです。
僕はこの瞬間ビックリしたのです。
赤信号になっていた道は大型車線で道を渡るには大変な道のりだったのです。
僕はこのことを知っているので、その非常識な男性の言葉は無視していました。
すると、信号無視をした男性はそのまま道を渡ったのです。
そして、その直後に僕に対して「兄ちゃん。クソ真面目やな。そんなんじゃ世の中生きて渡れんゾ」と皮肉を言ってきたのです。
僕は反応は全く示しませんでした。
きっと無反応な僕の姿を見て面白くなかったのかもしれないです。
非常識な人の言葉なんぞ気にもしませんでした。
しかし、中にはこんな非常識なことを平気でする人や、言う人がいることに対してビックリしました。

視覚障碍者の僕が言いたいこと。

視覚障碍者の当事者から一言言わせてほしいです。
信号無視をすることはやめてください。
これをすることで、全盲の人は勘違いをしてしまいます。
それよりも、信号無視をしたあなたの命を失い兼ねません。
そして、視覚障碍者の人も勘違いをしてしまい、大きな事故につながりかねません。
あなただけの問題であれば問題はないですが、視覚障碍者を惑わすような行動は慎んで下さい。
信号を渡ること自体、視覚障碍者にとっては非常にハードルの高いことです。
そんな中でも視覚障碍者は道を歩いています。
何よりも信号無視は法律違反ですし、マナー違反ですよ。
そして、視覚障碍者の人を惑わす行為をするのは言語道断です。

テンパらず冷静に道を歩こう。僕が改善したこと。

テンパると思わぬ結果を起こし兼ねません。
なので、道を歩く時は冷静になって道を歩いた方がいいです。
特に信号がある道は冷静になって渡った方がいいです。
僕がテンパって赤信号で渡ろうとする人に惑わされて失敗したからこそ、強くお伝えしたいです。
道を歩く時に中には信号を平気で無視する人もいます。
この時に、同じ方向に歩いている人を観察するのです。
僕が道を歩く時に注意しているのは、「向かい側から人が渡ってくるか」ということです。
そして、「人の流れが多い」と感じたら、「青信号だな」と判断します。
しかし、中には道を走って行く人がいます。
こういう人のほとんどは時間がなくて急いでいる。
あるいは、信号が変わる寸前で道を走っている可能性が高いです。
この時は「明らかに信号が変わるな」と判断できます。
それでも、どうしても分からない時があります。
ですので、信号を渡るときは近くの人に声をかけて信号の色を聞くことが安全圏です。
僕の場合は「今青ですか？」や、「青になったら教えて下さい」と伝えています。
そうすると、高い確率で教えてくれます。
そして、何よりも精神衛生上効果的なのが、時間に余裕を持って道を歩くことが大切です。
いつもギリギリになって仕事に行っていませんか？
その結果、赤信号になってイライラしていませんか？
この時が危険なのです。
ですので、いつもよりも１本早い電車に乗ったり、家を５分から１０分前早く出るなど時間の工夫をすれば、焦ることがないかと思います。

イライラしている時ほど冷静な判断ができなくなるので、時間に余裕を持って行動すると効果的です。
僕は以前までギリギリで行動していました。
その結果、慌てて道を歩くことや、冷静さを失うことが多かったです。
こういうことをすると「心の健康にも悪影響を及ぼす」と思って時間に余裕を持って行動することにしました。
ギリギリで行動することをやめたからこそ、心にも余裕が生まれてきたのです。
その結果、スローライフで過ごせるようになりましたよ。
心の健康が一番ですよ。