これらの症状はあん摩、鍼灸治療の対象外。すぐに医療機関の受診をお勧めします。

こんにちは。たかほしです。
今回もお読みいただきありがとうございます。
今回は、治療中に起こる出来事に遭遇したときに通院を促すべきことについて
お話させていただきます。
これは、お客さまも施術者も大切なことですので、
ぜひとも読んで頂きたいと思います。

施術することだけがすべてではない。

施術者としては、せっかく来店してくれたので
一生懸命施術することは当然の事です。
 それは、正しいことですし、間違った選択肢ではないです。

 治療をすると、お客様は喜びますし、
治療師の先生も喜びを感じる事でしょう。

 そういう気持ちは大切です。
 しかしながら、腰痛や肩こりで治るお客様ばかりではございません。
 時には治療をするのではなくて、
「この症状危険だな」と感じたら、病院への通院を促すことも大切な場面もあります。
 そういう判断を見極めることも大切です。
 判断の見極めができないと、
今後、事故につながったり、命にかかわることもあります。

治療よりも病院へ通院を促した方がいい疾患について

 まずは、「がん」です。
 「がん」は残念ながら、
あん摩、鍼灸の治療の対象外になります。

「がん」の見極め方

 治療前にまずを触ります。
 体を触って「痛気持ちいい」とか
「心地いい」というがあれば、
あん摩と鍼灸の治療を行っても大丈夫です。

 「がん」の全長は、自覚症状はありません。
 「がん」の特徴は症状が進行して初めて、痛みが現れます。
 「がん」の場合は、押した時に
「ジンジンする」、「チクチクする」、「ヒリヒリする」などの痛みが出現します。
これら上記のがお客様から出れば、すぐに治療をやめて、近くの医療機関への診察を促して下さい。
もし、「がん」という診断をされているのであれば治療を断ることも大切です。
最近では、手術など、医学も進歩しているため、がんも治ることも増えてきました。
どちらにしても、通院の結果報告はしていただけたらと思います。

心筋梗塞の見分け方

 急性心筋梗塞は、胸部の激痛、絞扼感「こうやくかん」(締めつけられるような感じ)、圧迫感として発症。
胸痛は30分以上持続し冷や汗を伴うことが多く、重症ではショックを示します。
胸痛の部位は前胸部、胸骨下が多く、下顎、頸部、左上腕、溝内に放散して現れることもあります。
重篤な場合は、呼吸困難、意識障害、吐き気、冷や汗を伴う時は重症です。
ほかにも息切れ、吐き気などの消化器症状で発症することもある。
 狭心症の場合で、症状の程度がいつもより強くなったり、
回数が頻回になったり、軽い労作で誘発されるようになった場合には、不安定狭心症や心筋梗塞に移行する可能性があるので、この場合も通院をしましょう。

脳梗塞の見分け方

まず、問診をします。
「しびれる」という声があれば、脳梗塞の疑いを考えます。
そして、「手を握ったときにしびれが出現するか?」、「足はしびれるか?」という問診をしましょう。
「両方か?片方か」を区別していきます。
そうしていくことで、もしかしたらヘルニアの可能性も考えることができます。

ここで軽度のヘルニア腰痛であれば我々の施術対象になります。
問診をして、「手を握ったときのしびれ」「足がしびれる」と両方の症状があれば脳梗塞の疑いを考えて下さい。
ほかにも、視力が見えない部分、半分の視野が失われる
呂律が回らない
といった話を聞けば脳梗塞の可能性も考えられるので、すぐに医療機関の受診を勧めて下さい。

閉塞性動脈硬化症の見分け方

冷え性は誰でも起きることです。
夏に冷えることがあったり、
冬になれば余計に手足に冷えを感じます。
お客様の手足を触って、「冷えを感じるか?」を聞いてみます。
「感覚がある。」という回答があれば治療対象になります。

しかし、閉塞性動脈硬化症の場合は、
手足を触っても感覚がない、痛みも感じない、捻ったりすると普通は痛みを感じるものが、
「感じない」という声を聴いたら閉塞性動脈硬化症の可能性があります。
この場合もすぐに医療機関の受診を勧めましょう。

私がこの記事を書いた理由とは?

長年施術していると「腰痛」や「肩こり」というように改善する症状がある一方で、「もしかして、これ我々の治療対象にならないかも?」というお客様に出会うこともあります。
こういう場面に遭遇したら、必ず医療機関の受診を勧めます。
お客様の中には「病院に行きたくない」と言う人も中にはいます。
しかし、鍼灸やあん摩の治療対象外の病気もあることを理解していただき、病院で診察を受けて命が助かることもあるということを知って頂けたらと思います。

そして、何よりも「お客様の命を救いたい」という私自身の強い気持ちでこの記事を書かせていただきました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回は以上です。

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