こういう質問をされると視覚障碍者の人は戸惑う。上手に交わして円滑なコミュニケーションをしよう。

こんにちは。
たかほしです。
全盲の視覚障碍者です。
今回は全盲の当事者が勇気を出して声を上げさせていただきたいと思います。

ぶっちゃけトーク。「私何歳に見えますか」という質問をされるのは困る。

ぶっちゃけ、こういう質問をされて困ったという視覚障碍者は多いはずです。
僕もよく男性、女性の人かかわらず
こういう質問をされることがあります。
しかも、笑顔で「何歳に見えますか?」と言われると余計に困ります。
僕は相手のが見えないのでで判断しないといけないので直観で答えるしかないんですよね。
実年齢に近ければ何の問題はないのですが、相手の年齢よりも離れた回答をしたり、若く答えて相手顔の顔が曇った雰囲気を感じた時って聞いた相手ではなくて、聞かれた僕自身が気まずくなるんですよね。
異性だと猶更気まずさが増すんですよね。
これって僕だけに限らず、ほとんどの視覚障碍者の人も同じ経験をしているはずです。

視覚障碍者の人に対して「私何歳に見えると思いますか」という質問をするのは配慮に欠けている。

これは知っておいてほしいことなので、思い切って伝えたいと思います。
視覚障碍者の人はあなたのを見ることが困難です。
弱視の人もきちんとあなたのを見るのが困難です。
弱視の人も難しいので、全盲の人だと猶更あなたの顔が見えないので、でしか年齢を判断をするしかないのです。
にもかかわらず、「私何歳に見えますか?」という質問をするのは思いやりに欠けていると思いませんか?
あなたから質問をしたのであれば、例え実年齢よりも外れたとしても嫌な顔をしたりするのはルール違反ですよ。
それをする行為は視覚障碍者の人を試しているようにも思います。

「私何歳に見えますか?」という質問をするのは試されているように思われる。

「私何歳に見えますか?」と聞かれると正直困ります。
このような質問をすることは視覚障碍者の人を試しているようにも受け取れます。
「質問する」ということは応えなければいけない気持ちになってしまうんですよね。
そして、答えを考えることも大きなストレスになります。
質問に応えて年齢が違っていた時の気まずさがあった時のもやもや感は本当に半端ないものですよ。

「私何歳に見えますか?」という質問をされると窮屈な気持ちになる。

「私何歳に見えますか?」という質問をされると、正直窮屈な気持ちに襲われるんですよね。
「若いことを承認してほしいのか」や、「私こういう年齢だからすっごく可愛いでしょう。」と何か強制されているようにも思います。
健常者同士であれば、お互い顔を見ることができるので問題はないかと思います。

自発的に年齢質問をする人へ覚えてほしいこと。

あなたから相手に「私何歳に見えますか?」という質問をしたのであれば、「実年齢よりも外れる可能性が多い」ということを理解していただきたいと思います。
昨今、ハラスメント問題が横行しています。
その結果、相手から年齢を聞かれることはないかと思います。
そして、「私何歳に見えますか?」と質問をされたとしても控えめに応える人が多いと思います。
仮に僕が相手から「私何歳に見えますか?」と聞かれたら
「すみません。見えないのでわかりません(笑)。」と答えます。
それでも相手から聞かれたら、
笑顔で「えぇ~?何歳か差し支えなければ教えて下さいよぉ~。僕見えないのでわからないですぅ(笑)」と言います。

すると、結構話が広がることがありますよ。
もう1つの例が、「私何歳に見えますか?」と聞かれたら、「すみません。見えないのでわからないんですよね(笑)。」
「ちなみに、僕は○○歳なんですよ()笑。」と、一旦「わからない。」ということを言って
自分の年齢を先に伝えます。

とはいってもそれでも相手の実年齢を教えてもらえないこともありますが、そこは根掘り葉掘り聞かない方がいいかと思います。
しかしながら、中には相手から実年齢を教えてくれることもありますよ。
そうしていくことで、年齢が近ければ、共通の話をしたりして話が広がることもありますよ。
「私何歳に見えますか?」と聞かれたら、正直に「わかりませ(笑」と答えても何の問題もないのです。
「実年齢よりも外れたらどうしよう」というもやもやが残るのであれば、正直に「わかりません。」と答えることも大切です。
勇樹がいるかもしれないですが、勉強だってわからないことは
「わかりません。」と答えますよね?
これと同じことなんですよ。
まずは上手に交わすことも大事だと思います。

お互いが気持ちいいコミュニケーションができるといいですよね。

タイトルとURLをコピーしました