弱視時代の鏡の思い出　全盲になって教えて欲しいことがある

こんにちは。たかほしです。
毎週木曜日のゆ～かりナイトを聞いています。
今回のメッセージテーマだった「鏡」についてお伝えします。

鏡は弱視時代の思い出。

僕は全盲の視覚障碍者です。
しかし、１０年前までは弱視でした。
弱視時代の時はよく鏡で自分の服装や、髪型を確認していました。
具体的には、「寝癖が立っているな？」
「今日の俺の服装いいな」
「俺の髪型カッコいい（笑）」
「赤を着ている俺はめっちゃ似合う」など、鏡の前でニヤニヤしていたのを思い出します。
散髪屋に行くと必ず髪型を確認する時間がありますが、その時も鏡で自分の髪型を確認しました。
この時も「俺丸坊主にしてめっちゃベッカム」とワクワク気分になっていましたよ。
こんな弱視時代でした。
しかし、今は全盲で鏡を使うことがなくなりました。

逆に全盲の人の鏡の利用方法を教えて欲しい。

僕は全盲になって理解できないことがあります。
それが、「全盲」ということを知っていながらも、「お兄ちゃん。これで確認してみて」と僕の前に鏡を置かれたことです。
この時、、心の中で、「俺見えていないのに、こいつ配慮のない奴」と憤慨してしまいます。
器が狭いのかもしれないです。
ただ、全盲の人の鏡の利用方法を知っていない自分の勉強不足に気づかされました。
店員も悪意があってそれをしていないと思いますが、まだまだ視覚障碍者への配慮のなさに愕然としました。
ここで教えて欲しいことがあります。
それが「全盲の人の鏡の利用方法って何かあるのかな？」ということです。
これは「自分が勉強したい」ということなので、ぜひ教えて欲しいです。

全盲になってからの鏡なしでの生活方法。

僕は弱視時代はよく鏡を使いました。
服を試着する時や、散髪の途中で、髪の毛を確認する時は必ず鏡で確認をしました。
この時は「この服は自分に似合っている」と鏡で判断してから購入したり、髪の毛の長さも調整してもらいました。
しかし全盲になって「鏡で見る」ということができなくなったのです。
全盲になってからは、散髪に行った時はカットがひとまず終わった時点で、自分の手で髪の毛の長さを確認します。
自分の手触りの感覚で、「長い」と思えば、「もう少し短くしてほしい」と伝えて長さを調整してもらいます。
一方で、服を購入する時も自分が欲しいカラーを店員にまず伝えます。
僕は「服を購入する」という判断基準を設けています。
それが、「自分が思っているカラーか？」
「履き心地はどうか？」という２つの軸を基準にしています。
そして、「どちらの条件にも『該当』しなければ購入しない」と決めています。
店員から「似合う」と言われたとしても、僕が「買わない」と決めたら絶対に購入しません。
買い物って、「自分が欲しい」と思った時に初めてお金を出すものです。
以前は服の色の拘りがすごく強かったですが、今はずいぶんと和らぎました。

「今日のあなたはどっちモード」について。

１１月３０日の「今日のあなたはどっちモード」は、「BUMP OF CHICKEN-天体観測」　VS　「ASIAN KUNF-GU GENERATION-君の街まで」でした。

「BUMP OF CHICKEN-天体観測」

「ASIAN KUNF-GU GENERATION-君の街まで」

今回の２曲も素晴らしかったです。
歌手名がどちらもカッコよかったです。
BUMP OF CHICKENの「天体観測」は、僕が中学生からずっと大好きな曲です。
そして、カラオケでも必ずトップバッターで歌うほど大好きです。
歌詞力の素晴らしさ、藤原さんの歌い方も魅力的です。
BUMP全体そうなのですが、特徴的な歌い方をするのもこの歌手の特徴です。
その一方で、「ASIAN KUNF-GU GENERATION-」という歌手名は今年初めて知りました。
きっかけは、ミュージックパラダイスです。
この歌手名を知って日が浅かったので、この曲ももちろん知りませんでした。
今回僕が聞きたかった曲は「BUMP OF CHICKEN-天体観測」でした。
もし「ASIAN KUNF-GU GENERATIONをもっと早く知っていれば、間違いなく選曲に入れていたかもしれないですね。
今回の最終結果は
「BUMP OF CHICKEN-天体観測」が７９％、「ASIAN KUNF-GU GENERATION-君の街まで」が２９％でした。
素敵なカバー曲ありがとうございました。