気になっていることは。視覚障碍者の「概念」を知らない人が多いこと。だからこそ、勇気を出して発信することにした。

こんにちは。
たかほしです。
毎週木曜日のゆ~かりナイトを聞いています。
今回のメッセージテーマだった「気になっていること。」についてお伝えします。

気になっていることは「全盲」と言うことに対しての世間の偏見。

僕は全盲の視覚障碍者です。
しかし、10年前までは弱視でした。
しかし、10年前にいきなり全盲になりました。
とはいっても、医者からは20歳で失明する。」
と言われていたので
心の準備はできていたので
ショックもありましたが
立ち直りは早い方でした。

とはいっても、半年はショックから立ち直れなかったです。
僕は全盲ですが
情況は、光のみを感じている状態です。
全盲になりたての時は色や人が少し把握できていましたが
顔は全く見ることはできませんでした。
今では当時よりも進行してきて見えにくくなる時間も長くなりました。

リベンジしたいこと。24歳に戻れたら目の手術を受けたい。全盲になってショックだった。だからこそ、学べたことがある。

僕が聞いて残念だったこと。

僕はある日のお昼に
マクドナルドに行っていました。
僕は全盲なので常に白杖を持って出かけています。
今年の夏休みの話です。
マクドナルドでは夏休みということもあり、
子供連れの親子がお店によく来ていました。

僕は商品を注文するために、
順番で並んでいました。
その時の出来事だったのです。

僕がお店で並んで待っている時に
少し離れた席で親子で昼食をしていたのです。
その時に子供が親に対して
「何であの人棒を持っているの?」と聞いていたのです。
おそらく僕の白杖を見て気になったのだと思います。

幼い子供ながらでも
「興味を持ってくれているんだ。」と思い、
嬉しい気持ちになりました。

ここまではよかったのです。
ところが、それに対しての親の回答が衝撃だったのです。
それが、「あの人は真っ暗な暗闇で見えていないから白杖を持っている。」と真面目に答えていました。

事実は事実ですが、
正直「白杖を持っている人=全盲。」
「全盲でも光を感じていない人」
という風に思っている大人が多いことに対して
非常にビックリしてしまったのです。
僕は全盲の当事者で悔しさとショックでいっぱいでした。
だからこそ、今回この記事で書く決意をしました。

弱視時代の自分自身を振り返って。楽しいことも恥ずかしいこともあった。恥ずかしい過去は笑い話だ。

全盲の概念を理解しよう。

全盲といっても種類は2つあります。
1つ目は、世間が思っているような「光も感じていない暗闇の中。」という認識です。
2つ目は「光は感じている状態。」ということです。

具体的には、
「光は感じているが、相手の顔や文字は読めない。」
「人が通っているのがわからない。」
「だけど、うっすらと光は感じる。」
「電気がついているか否かの判断はできる。」
「人によっては色は見えている。」
「信号の色は見えやすい。」
こんな状態です。
そして、目の周りは陰で覆われている状態です。

このように、「全盲だから真っ暗な人。」という認識は捨てて下さい。
じゃないと、視覚障碍者の人に対して大変失礼ですよ。

白杖を持っている人は全盲の人だけではないことを知ろう。

みなさんが思っている
「『白杖を持っている人?』と言われたらどう答えるか?」と言うと、
「全盲で真っ暗な見え方の人が使っている。」というイメージを持っている人が多いはずです。
これも実は大きな間違いなんですよね?
白杖というツールは視覚障碍者の人が使っています。

具体的には、
「視力は0.1以上で弱視だけど、下の視野が見えない。」
「視力は0.2だけど、夜になると全く見えない状態。」
「視力はよいけど、中心以外の視野が全く見えない。」
など
文字の読み書きなどは支障はないけど、
これは視覚障碍者の当事者の本人が
「日常生活で何かしらの支障を来す。」と判断
して
白杖を使用しています。

よく聞く話ですが、
「弱視の人が何で白杖を使っているの?」と笑う人も中にはいたり、
白杖を使っている人に対して、
「あいつ見えているな?」とを差したり、
ジロジロとその人を見たりする人がいますが、
それは本当にやめた方がいいですよ。

このような行為は絶対にやめて下さいね。

視覚障碍者の人で「白杖を使おう。」
勇気を踏み出すために頑張っている人だっているのです。
弱視で視野が見えにくい人からよく聞く相談ですが、
「人の目が気になる。」という人の気持ちがすごくわかります。
こうやって行動に踏みとどまっている人だっているので
この記事をきっかけに
白杖を使っている人を笑ったり、
指を差してジロジロ見る行為はやめましょう。
言語道断ですよ。

これをやめる人が増えるだけで
「白杖を使い始める人も増える。」と僕は思っています。

僕が言われてビックリしたこと。

僕はある失敗をしてしまったことがあります。
もちろん反省もしています。
そこで言われてビックリしたことがあります。
「白杖を持っているから許してもらえると思ったのか?」と罵声を浴びせられたことです。
僕はこのことばを聞いて非常にビックリしてしまいました。
世の中いい人がいる一方で、
「こんなことを本気で思っている人がいるんだ。」
「この人めっちゃ失礼な人やな」って思ったのが率直な感想です。

僕だって反省をしています。
「その背景をあなたは理解したのですか?」と言い返しそうにもなりましたが、
「こういう人にいくら事情説明しても無駄だ。」と思い受け流せるようになりました。
僕以外にもこのように言われた白杖使用者のみなさん
気持ちは非常に察します。
ただ、世の中こういう人もいるのが事実です。
こういう人に正論を振りかざしても無意味なので
受け流して下さい。
あなたは毅然とした態度で問題はないのです。

学んでいないから知らないのは当然。でも、その考えをやめて学ぼう。

そもそも、視覚障碍者の概念であったり
「白杖はどんな人が使っているか?」ということなんぞ
知らないのは当然です。
それは、そもそも身内で視覚障碍者の人がいなかったり、
医療系、福祉協会、盲人の人との出会いがないと
それは理解がないのは当然です。

それにも関わらずビックリしたことがあります。
医療系の仕事をしている人ですら
視覚障碍者への理解の低さに対してビックリしました。
僕はこの現状に驚きを隠せなかったです。

大切なことは
「視覚障碍者の人のことをそれぞれの人が知ろう。」という努力をすることが大事だと思います。
あるいは白杖を持っている人に対して
勇気を出して「お手伝いをしましょうか?」や
困っている人がいたら、
「何か困っていますか?」と言える大人が増えてほしいと思います。
最近では歩きスマホをしている人が多くて
白杖を使って困っている人がいたとしても通り過ぎる人が多いようにも思います。
こういう人が減らないと
白杖を持っている人の気持ちなんぞいつまで経っても理解できないと思います。
積極的に声をかけて
「『視覚障碍者の人のことを知ろう」という努力をする人が増えてほしい。」というのが僕の願いです。
そして、「どんな見え方をしているのか?」など色々と聞いたりすることが大切です。
そうやって、学ぶ姿勢が大事だと思います。

こういう偏見を持つのはやめましょう。

白杖を持っている人が、
「健常者と同じようなことをしているから」といって
偏見をもつことはやめてください。

視覚障碍者だって
堂々と自分らしく生きる人が多いです。
例えば僕は全盲でゲームをしています。
そして、暇な時間を見つけてはゲームをしています。
画面は見えませんが
音声を頼りにしてゲームをしています。
そして、全盲でもすごく勘の鋭い人もいます。
具体的には全盲なのに
白杖を使わずに、
歩道橋の階段をスラスラと上る人や、
まっすぐ道を歩いている人、
白杖は持っているけど、
健常者と変わらず走る人もいます。

僕が知っている人で
全盲でパラリンピックでメダルを獲得した人がいますが、
ビックリしたことは、
全盲なのに、伴奏なしで、
学校のグランドを走っていた全盲の人を見ました。
世間からは「あの人見えているんじゃない?」と偏った目で見る人もいるはずです。
僕は偏見まではいきませんが、
「この人全盲なのにすごい。」とビックリしました。
むしろ僕にもそのようなセンスを分けてほしいですし
「どうしてそのようにしてできるのか?」という秘訣を教えてほしいです。
なので、全盲でもこのように勘の鋭い人がいます。

ですので、白杖を使っている人が健常者と同じように
ゲームをしても
偏った目で見たり、
麺と向かって「あなた見えていますよね?」など
心ないことを言うのは控えてください。
その人だって
最初からそのように行動できた訳ではありません。
色んな苦労という道のりを経験して今があるのだと思います。
大切なことは
「どうやって、白杖を持っている人があのように生活しているのか?」
「あのようになるにはどのように工夫しているのか?」
当事者の努力のプロセスを知ることや、
直接その本人に聞いてみて下さい。

「知ろう。」という姿勢が大切になりますし、
寄り添うことで視覚障碍者への理解も広がると思います。

全盲の当事者が語る。健常者の人に気づいてほしいこと。

「見えないことは可哀そう」という言葉は禁句。

「見えないことは可哀そうやね?」や、
「見えないことは大変ですよね?」
など平気で言う人がいます。
心配のつもりですが人によっては地雷を踏む発言になります。
僕もある人から「見えないことは可哀そう。」と言われたことがあります。
その時は全盲になって現状を受け入れたからこそ、
気にならなかったですが、
おそらく全盲になって日が浅ければ
間違いなくショックだったと思います。

僕は自分のことも
全盲になっても「可哀そう。」ということなどは思わないですし、
むしろ、「今」という時を楽しんでいます。

そもそも、そのようなことを言う人自身が僕は「可哀そう。」だと思います。
可哀そうではなくて、
「どうやって過去を乗り越えたか?」ということを
一緒になって聞いて歩み寄ることが必要ではないでしょうか?
このような先入観を持つ人が減らない限り
「視覚障碍者の人に対する理解は増えない。」と思い今回は記事を書きました。
褒めて欲しいことは?過保護を卒業できたこと。過保護だった時は恥ずかしい人間だった。

「今日のあなたはどっちモード?」について。

8月10日の「今日のあなたはどっちモード」についてですが
Mrs.GREEN APPLEの「青と夏」と、
斉藤和義さんの「歌いたいのバラッド。」
でした。

「斎藤和義・歌いたいのバラッド。」

「Mrs.GREEN APPLE・青と夏。」

僕が聞きたかったのは、Mrs.GREEN APPLEの「青と夏。」です。
理由は8月で「真夏。」ということもあり、
「夏」というキーワードが入るタイトルを選びました。

そして、「今日のあなたはどっちモード」では、
斎藤和義さんの「歌いたいのバラッド。」でした。

カバー曲素敵でした。
コアラモード。素敵なカバー曲ありがとうございました。

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