こんにちは。
たかほしです。
毎日ミューパラを聞いています。
今回のメッセージテーマだった
「忘れられない恋の話」についてお伝えします。
野球部のマネージャーが大好きだった。
僕は中学2年生から盲学校に行きました。
そして、盲人野球をしました。
盲人野球と一般の野球の違いは
使うボールはソフトボールです。
ピッチャーがソフトボールを地面に転がして
それをバッターが打ち返していきます。
人数にも制限があります。
必ず弱視が6人で
全盲が4人必要になります。
そして、全盲プレイは弱視であっても
アイマスクを必ず使用します。
全盲プレイは必ずプレイ中は
アイマスクを目から離してはいけません。
目から少しでもズレると、
「ルール違反。」と判断されて
失格となり退場となります。
このルールは必ず決まっています。
そして、ルールの中身は年ごとによって違い
毎年のように、ルールも変わります。
それで、僕は盲人野球をしていました。
その野球部に大好きなマネージャーがいました。
マネージャーに好かれるために
野球を頑張ってプレイをしました。
ヒットが打てるように、打席で威張った。
僕はなかなかレギュラーになれず
苦しい学生生活を過ごしました。
それでも頑張ってヒットが打てるように素振りをしました。
僕はまだ弱視でピッチャーの球が見えていました。
しかし、他のポジションは球が見えなかったので
キャッチャーを希望しました。
しかし、キャッチャーは競争率が高くて
なかなかキャッチャーをさせてもらえなかったのです。
それよりも、キャッチャーのベテランがいたので
へっぽこな僕はキャッチャーすらもさせてもらえなかったです。
僕は「このマネージャーにいいところを見せられなくてカッコ悪い。」と思って
素振りを頑張り増した。
この時点から「野球をする。」という概念からズレていました。
普通であれば
「この人を超えるために、バッティングで結果を出そう。」や、
「ノウハウを上げよう。」と思うのが一般的だと思います。
でも、当時の僕はこういう考えや発送すらも浮かばなかったです。
「マネージャーによく思われたい。」という
たったそれだけのことでした。
本当に大バカ者でした。
レギュラーになれなかった最大の原因だったのです。
そして、練習の時に毎回キャッチャーのレギュラーがバッターに立った時に
監督やキャプテンから
「おい。たかほし。キャッチャーに入れ。」と言われて
僕はキャッチャーをさせてもらいました。
その時は
マネージャーによく思われたくて
グランドに声が鳴り響くように叫びました。
「よっしゃー、マネージャーにいいところ見せられている俺。」と勝手に妄想していました。
今になればわかるのですが
僕のこの威張る姿を見て
「カッコ悪い男子。」と思われていたはずです。
当時はこのことすらにも気づいていなかったので、
本間カッコ悪い男でしたよ。
よく周囲からは
「お前生意気な奴。」とも思われて白い目で見られました。
それにも気づかず
僕はひたすら野球の練習を頑張ってヒットが打てるように練習しました。
すると、ヒットが打てたのです。
実際にマネージャーの前でキャッチャーで選抜で大会に出た。
僕が高校1年生の時に
秋の野球大会がありました。
そして、そのマネージャーも一緒に試合に出ていました。
僕はこの日にキャッチャーとして
全試合に出ました。
僕は「試合でピッチャーをリードすることができている。」ということと、
「マネージャーにいいところを見せられている。」という優越感の両方が合わさっていました。
そして、バッターにも立ち
そのシーンもマネージャーは見ていました。
結果は2回だけヒットで
後は3審あるいはアウトでした。
この時は「全試合ヒット打って出塁してやるぞ。」と張り切りました。
しかし、残念な結果でした。
そのマネージャーは無事に結婚されて幸せな生活を送っている。
盲人野球のマネージャーは僕のことなど何とも思ていませんでしたが
一目ぼれと言うか
一人で妄想していました。
結局はそのマネージャーは
別の男性と無事に結婚されました。
そして、お子様も出産されて
今では幸せな日々を送られていることでしょう。
こんな妄想と一目ぼれしていたお調子者の学生でした。