大人になった瞬間は、自分のことを「視覚障碍者。」と曝け出せるようになったこと。

こんにちは。
たかほしです。
毎日ミューパラを聴いています。
今回は1月9日のメッセージテーマだった
「大人になった瞬間。」についてお伝えします。

僕が大人になったときの瞬間は人の目を気にせずに白杖を持てるようになった。

僕が大人になった瞬間は
なんと言っても
人の視線を気にせずに白杖を使えるようになったことです。
これが20歳になってからです。
それまでの僕は人の視線が気になって白杖なんて出せませんでした。

学生時代は学校では白杖を出せなかった。

僕は家族と歩くようになって白杖が使えるようになりました。
その理由は、「1つ下の後輩が白杖を使って歩行訓練をしている。」という話を聴いていたからです。
その後輩は僕よりも1つ下で僕よりも視力がよかったです。
僕よりもかなり視力がよくて、
漫画の本も読めるほどの視力があった後輩です。

しかし、夜になると「全く視力が見えない。」という状況で
「白杖を使わないと歩行が困難。」という理由から毎日夜になると歩行訓練をしていたようです。
僕はその姿を目の当たりにしました。
僕はこのとき
「おれよりも視力がいい後輩がここまで堂々と白杖を使って歩行訓練をしているんだ。「と思い、
「僕も白杖を使って歩く練習をしよう。」と思いました。

僕はそれ以降、家族と出かける時は堂々と白杖を出して出かけることができました。

学校では恥ずかしくて「白杖を使っている。」と言えなかった。 僕は家族の前では堂々と白杖を使っている姿を見せていたのですが 学校では「白杖を使っている。」という話ができませんでした。 その理由は単純に恥ずかしかったことです。 僕が「白杖を使って出掛けている。」という話おすれば笑われると思ったからです。 なので、卒業するときも僕は学校では「< style="color:red">白杖を使っている。」と言えないまま学生生活を終えてしまいました。 僕が堂々と白杖を出せるようになったのは社会人になってすぐの話。

僕が本当に堂々と白杖を出せるようになったのは
21歳の社会人になってからです。
家族以外の人や
職場の同僚の前で堂々と白杖を出して出かけることができたのです。

このときは「恥ずかしい。」という気持ちがなんて全くなかったのです。
学生時代のときは家を出て学校につくまでの間は白杖を使っていました。
ところが、学校の最寄り駅になれば白杖をかばんの中に隠していました。

「絶対に学校のみんなには白杖を使っているところなんて見せたら恥ずかしい。」という気持ちしかなかったですが
社会人になったらいつの間にか人の前でも堂々と白杖を出して出かけることができたのです。
めっちゃ進歩です。
きっかけはないです。
自然と堂々と白杖を出せるようになったのです。

学生時代は抵抗感しかなかった。

僕は家族や周囲の人からは「白杖を使った方がいい。」などと言われました。
僕はまだ見えているし、
「白杖なんて使うのは恥ずかしい。」と思っていました。
だから、指図されることに抵抗をしてました。
今になるとわかるのですが、
僕は先天性緑内障の弱視でした。
そして、中学2年生から徐々に視力も落ちて
下の視野はほとんど見えていなかったです。
ですので、よく階段でつまづいたり
道の障害物にもよくぶつかっていました。
その姿をよく周囲から見られていたのです。
だからこそ、僕に「白杖を使った方がいい。」とアドバイスをしてくれたのだと思います。

しかし、当時の僕はこのことにも気づかず抵抗しかしていませんでした。
単純に「恥ずかしい。」という気持ちしかなかったのです。
そうしていくと、
人にぶつかることが多くなり、
「このままではいけない。」と思い家族と出かけるときや
1人ででかけるときに白杖を出せるようになりました。
ここで祈っていたことが、
「学校の人とすれ違わないように。」という気持ちしかなかったです。

白杖を出して感動した話。

僕は高校3年生の時に初めて白杖を人の前で出しました。
すると、電車で座って委た人が
「お兄ちゃん。ここ座りますか?「と声をかけてくれたのです。
そして、道を歩いていた時も
相手から避けてくれたり、
ぶつかったときも相手から「すみません。」と謝ってくれたのです。
これに非常に感動しました。

白杖を出す前はこれらのアクションなんてなかったですし、
逆に僕がぶつかってきたら相手から舌打ちをされたり、
相手から睨みつけられました。

ですので、感動してからは勇気を出して白杖を出す練習からしていきました。
すると、次第に周囲の視線もきにならなくなったのです。

今では白杖は大切なツール。

僕は10年前に全盲になりました。
ですので、今になると白杖は大切なツールです。
僕は9年前に大阪のとある施設で歩行訓練をするためにその施設に入所しました。
歩行訓練では1人で道を歩く練習から
電車に乗る練習までしました。
僕は歩行訓練でどんどんとスキルを身につけました。
今では1人で買い物をしたり、
電車に乗って出掛けたりしています。

施設に入所していたときは梅田を1人で出掛けたりしました。
そして、歩行訓練が終わる度に反復練習をしました。
僕は弱視時代から1人で出かけるのが大好きだったので
スキルが上がるにつれてうれしくなったのです。

今になれば県外も出かけることができる。

僕は8年前に歩行訓練を終えました。
やがては新幹線に乗って圏外に出掛けたり、
県外への1泊2日の旅行もできる状態にまでなりました。

何と言っても弱視時代はよく階段で点灯をしていましたが
白杖を使うようになってからは
このようなことがほぼなくなりました。
弱視時代に比べて進歩ですね。
そして、将来は1人で船に乗って出掛けたり
飛行機に乗って海外デビューもしてみたいと思います。
海外デビューはコロナが落ち着いたタイミングに考えていますよ。

弱視時代にはこういう好奇心なんてなかったですよ。

白杖を使えるようになって周囲に自分を曝け出せるようになった。

僕は弱視時代は「自分が視覚障害者。」ということを曝け出すことができませんでした。
というのが、これも「恥ずかしい。」という理由から周囲に曝け出すことができませんでした。
僕は白杖を使い始めたと同時に
自分の「視覚障害者。」という状況を堂々と話せるようになりました。
そして、僕自身から「自分は視力障害者です。」と自発的に言えるようになったのです。
そうしていくと、相手から色々と話を聞いてもらうことが増えたのです。
僕はこのとき、
「自分が視力障害者と言っても大丈夫なんだ。」
「恥ずかしいことではないんだ。」と思いました。

昔は僕の視力状態のことを聞かれたら抵抗感がありましたが
今になると堂々と答えたり、
「なんでも聞いても大丈夫ですよ。」というスタンスでいることができるようになりました。
過去の僕はこれすらもできていなかったので、
今の僕なら過去の自分に説教したいです(笑)。
昔は自意識過剰でしたが
「大人になった。」と思った瞬間は
堂々と視覚障害者を曝け出せるようになったことです。

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