リベンジしたいこと。24歳に戻れたら目の手術を受けたい。全盲になってショックだった。だからこそ、学べたことがある。

こんにちは。
たかほしです。
毎日ミューパラを聞いています。
今回のメッセージテーマだった「リベンジしたいこと。」についてお伝えしていきます。

リベンジしたいことは24歳に戻り目の手術を素直に受けなおしたい。

僕は先天性緑内障で26歳に全盲になりました。
僕は全盲になるまでは
弱視でした。
とはいっても、中途半端な視力でした。
当時の視力は0.01で、
下の視野は狭かったです。
ですので階段でよくこけたり
下の障害物によくぶつかっていました。
ポールに当たった時は、本当に足に直撃して激痛でした。
ですので、歩行中にポールに当たって、
道でうずくまっていた姿をよく見られていたはずです。
そして、笑われたことでしょう。
やがては視野もどんどんと狭くなり、
上の視野も徐々に見えなくなり始めたのです。
この症状は24歳の時です。
僕はこの時の眼圧は20代後半に達していたのです。
先生からは「手術をすぐしないとダメ。」と言われたのです。
僕はそれでも手術を拒んでいました。
それは、
日によって10代と正常な眼圧に戻ることが多かったからです。
眼圧の昇降を繰り返し
落ち着く時期もあったから
現状維持を希望したのです。
この時から、緑内障が進行していたはずだと思います。

24歳に手術を拒否した理由。

僕は24歳の時から眼圧が上がり始めたのです。
中には眼圧が正常に戻った時期がありました。
この状況が続いていたので
手術を断りました。
そして、それ以外にも
手術をすると最低1か月は仕事を休まないといけなくなるので
もし手術をして会社を休んだら
「会社がクビになる。」
「俺には大事なお客さんがいる。」と自分の目よりも、
仕事を考えてしまったのです。
これが手術を断った理由です。
この時にも間違いなく緑内障は進行していたはずです。

2年間眼圧が高い状態を放置していた。

僕は2年間眼圧の昇降状態を放置していました。
眼圧が30代にんっても
「きっと眼圧が下がる。」と願っていたのです。
そうしていくと、目薬が増えたり
強い薬を服用しないといけない状態になっていたのです。
そして、これらの最終手段を試しても眼圧は下がらなかったのです。
これでも「手術は嫌だ。」と頑固して断りました。
このような状態で眼圧が下がらなかったので、
鍼灸院にも行きました。
そこでお灸もしてもらったのです。
何をしても効果がなかったのです。
そうしていくと、10年前の秋にいきなり目の周りに影が見え始めたのです。
最初はこの影も引いたのですが、
どんどんと影が出る時間が長くなってしまったのです。
この影は今も引いていない状態です。
この状態が10年以上続いています。
陰で常に覆われていて文字も読み書きができなくなりました。
僕の全盲の状態はこんな感じです。
この状態は永遠と続くかもしれないですが、
「早く医療が進歩してほしい。」と毎日祈り続けています。
なお、「医療が進歩してほしい。」と思っているのは
視覚障碍者全員が臨んでいるはずです。

全盲の概念。

一般的に「全盲。」というキーワードは
「真っ暗闇の中にいる。」と思う人が多いはずです。
全盲には2パターンあります。
先ほどお伝えした
「真っ暗な暗闇の中にいる。」という状態と、
もう1つのパターンは
僕のように
常に目の周囲に影が映っている状態で、
「まだ光は感じる状態。」というパターンがあります。
全盲は「全員が真っ暗な暗闇の中にいる状態ではない。」ということです。
僕は最初は影も映っていましたが
影が落ち着く時間もあったので
はっきりとした色はわかりました。
具体的には「白か黒か?」
「赤色かカーキ色か?」など暗い色か明るい色まで判断できていました
そして、人の顔は見えないものの
人がうっすら通っていることもわかりました。
信号の色も夜であれば見えていたのです。
しかし、これらも見えなくなっていきました。

全盲になって後悔したこと。

僕は10年前に全盲になりました。
全盲になった瞬間後悔しました。
それが、24歳に戻って手術をしていれば、
「きっと今も弱視を推移できていたかもしれない。」と思ったからです。
ただ、医者からは当時高校生の時には
「二十歳で失明する可能性がある。」と言われたのです。
でも25歳まで弱視で
「信仰は遅かった方だ。」と思います。
もし24歳のときに手術をしていれば、
間違いなく進行は食い止めることができて
弱視のままで過ごせたかも知れないですし
仮に全盲になったとしても
もっと遅くになっていたかもしれないです。

全盲になった当時の26歳の時は本当に後悔しました。

仮にリベンジするなら
「24歳に戻って目の手術をやりたい。」ということです。

全盲になって学んだこと。

当時26歳の時は全盲になって
すごく落ち込みました。
立ち上がれないほど悔しかったです。

高校野球で優勝できなかった時や、
オリンピックで金メダルが獲得できないこと以上に悔しくて立ち上がれなかったです。
その結果、食事が喉を通らなかったです。
やがてはうつ状態寸前までなりました。
しかし、今では堂々と「自分は全盲で学べたことがたくさんある。」と胸を張って言えるようになりました。
それは、「白杖を真剣に使おう。」ということに気づいて学んだからです。
弱視だった時も、
白杖は持っていましたが
正直持っているだけの状態で、
使用はしていなかったです。
結果、よく会談から落ちそうになったり、
段差で躓くことが多かったです。
そして、電柱に喧嘩することも多かったです。
ところが全盲になり、
白杖を真剣に使い始めました。
結果、電柱にぶつかることや
段差でおびえることがなくなりました。
もし、このまま弱視であれば
未だに白杖も持っている状態で、使い切れていなかったです。
その結果段差などに怖がっていたかもしれないです。
全盲になって学んだことは
「白杖を真剣に使おう。」と思えたことです。

最後に以下の記事もどうぞ。

僕がボロボロでも頑張っていることは 全盲になっても弱視と変わらないスタンスを崩さないこと。

水曜日の思いで。特に今年はご縁が多い曜日だった。

全盲の当事者が語る。健常者の人に気づいてほしいこと。

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